東京インプロカーニバル ご出演者
随時更新・五十音順
●桜井真樹子(白拍子・声明)
龍笛を芝祐靖に、天台宗大原流声明を中山玄晋に師事。1997年「もののけ姫」のエボシ御前を見て、白拍子の復元を始める。雅楽の左舞、インドネシア舞踊の「スリンピ」を習得し、全国の中世の舞踊を現地調査し、白拍子の歌謡に振り付けを考案していった。「鬢多々良(びんたたら)」「水猿曲(みずのえんきょく)」「蓬莱山(ほうらいざん)」「廻惚(かいこつ)」など、20年に渡り公演を続ける。また2007年より創作能「マンハッタン翁」「橘の嫗」「岸辺の大臣」などを発表。2019年よりハイパー能「睡蓮」「投石」を発表する。
●灰野敬二(はいの・けいじ)
1952年5月3日千葉県生まれ。アントナン・アルトーに触発され演劇を志すが、ザ・ドアーズに遭遇し音楽に転向。ブラインド・レモン・ジェファーソンをはじめとする初期ブルースのほか、ヨーロッパ中世音楽から内外の歌謡曲まで幅広い音楽を検証し吸収。1970年、エドガー・アラン・ポーの詩から名を取ったグループ「ロスト・アラーフ」にヴォーカリストとして加入。また、ソロで自宅録音による音源制作を開始、ギター、パーカッションを独習する。1978年にロックバンド「不失者」を結成。1983年から87年にかけて療養のため活動休止。1988年に復帰して以来、ソロのほか不失者、滲有無、哀秘謡、Vajra、サンヘドリン、静寂、なぞらない、The Hardy Rocksなどのグループ、experimental mixture名義でのDJ、他ジャンルとのコラボレーションなど多様な形態で国際的に活動を展開。ギター、パーカッション、ハーディ・ガーディ、各種管弦楽器、各地の民間楽器、DJ機器などの性能を独自の演奏技術で極限まで引き出しパフォーマンスを行なう。200点を超える音源を発表し、確認されただけでも1,800回以上のライブ・パフォーマンスを行なっている。
●吉松章(謡、舞)
舞台俳優として活動中、リチャード・エマート先生に喜多流の謡と舞を習う。
能楽の謡や舞を現代的に解釈し、舞台化。「パタヤの売春婦」「マッチ売りの少女」等がある。
音楽詩劇研究所公演では、東京、ロシア、アルメニア、カザフスタン、韓国にて、謡と舞を使ったパフォーマンスで参加。
●櫻井元希(指揮者・歌手)
広島大学教育学部第四類音楽文化系コース、東京藝術大学音楽学部声楽科を卒業。同大学院古楽科をバロック声楽で修了。声楽を枝川一也、益田遙、河野克典、寺谷千枝子、櫻田亮の各氏に、バロック声楽を野々下由香里氏に、合唱指揮をアレクサンダー・ナジ氏に、指揮を今村能氏に、古楽演奏を花井哲郎氏に、ヴォイストレーニングをVocology in Practiceの小久保よしあき氏に師事。
Salicus Kammerchor、Ensemble Salicus、Chor Eleusisを主宰。フォンス・フローリス古楽院講師。東京藝術大学バッハカンタータクラブ2013-2015年度演奏委員長。ヴォーカル・アンサンブル アラミレ、リーダー。emulsion、Ensemble XENOS、The Cygnus Vocal Octet、ジャパンチェンバークワイア、ヴォーカル・アンサンブル カペラ、古楽アンサンブル コントラポント等に所属。
撮影:船木和倖
●金沢青児 Seiji KANAZAWA
東京藝術大学大学院修士課程(独唱専攻)在学中の2017年、藝大フィル合唱定期演奏会にてバッハ《ミサ曲ロ短調》のソリストを務める。修了時に大学院アカンサス音楽賞を受賞。
古楽アンサンブル コントラポントやヴォクスマーナの定期公演に参加するなど、バロックから現代音楽まで幅広く活躍、新作初演・日本初演も多数こなす。
●柳嶋耕太
合唱指揮者。ドイツ・ザール音楽大学指揮科卒業。2015年にドイツ音楽評議会・指揮者フォーラム研究員に選出され、ベルリン放送合唱団をはじめとするドイツ国内各地の著名合唱団を指揮。2017年秋完全帰国。以来、vocalconsort initium、室内合唱団vox alius、横浜合唱協会をはじめとする多数の合唱団で常任指揮・音楽監督を務めるほか、(株)コーラスカンパニー主催の合唱指揮講座講師を務めるなど後進の育成にも力を入れる。合唱指揮をゲオルク・グリュン、指揮を上岡敏之の各氏に師事。ザールブリュッケン室内合唱団、アンサンブル・ヴォカペラ・リンブルク、エマルシオン、サリクス・カンマーコアなどに所属するアンサンブル歌手としても活動を拡げる。
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